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テールゲートとは|仕組みと種類、特別教育の対象車両も解説

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「テールゲートとは何か」と検索すると、乗用車のリアドアを指す説明と、トラックの荷役装置を指す説明が同時に出てきて戸惑った方も多いのではないでしょうか。実はテールゲートという言葉は、対象となる車両によって指す範囲が変わる呼び方です。この記事では言葉の意味を整理したうえで、特に運送業界で関心の高いテールゲートリフターの仕組みや、操作に必要な特別教育の内容まで踏み込んで解説します。

目次

テールゲートとは何を指す言葉か

テールゲートは英語の「tail(後部)」と「gate(扉)」を組み合わせた言葉で、車両の後部に設けられた開閉式の扉や、荷台のあおり部分を指します。ただし対象となる車両によって意味する範囲が微妙に異なるため、同じ単語でも人によって思い浮かべる形状が違うことがあります。

乗用車における意味

乗用車やミニバンの場合、テールゲートは荷室後方にあるハッチバック状の跳ね上げドアを指すのが一般的です。国内では「リアゲート」や「バックドア」と呼ばれることも多く、車種やメーカーによって呼称が統一されていないのが実情です。

トラック・ダンプにおける意味

一方でトラックやダンプの世界では、テールゲートは荷台後部のあおり(パネル)を指します。ダンプ車では荷台を傾けた際にこの部分が開いて積載物を排出する構造になっており、乗用車のテールゲートとは役割そのものが異なります。運送業界で「テールゲート」という言葉が使われる場合、荷役作業に直結する装置を指しているケースが多いと考えて差し支えありません。

テールゲートの種類と開閉の仕組み

テールゲートは開閉の方式によっていくつかの種類に分かれます。荷物の重さや作業員の身体的負担を左右する部分のため、車両を選定する際は種類ごとの特徴を押さえておくと選び直しの手間を減らせます。

手動で開閉するタイプ

最もシンプルなのは、あおりを人の手で上げ下げする手動タイプです。構造が単純で故障しにくい反面、重量物を積んだ状態での開閉は身体への負担が大きく、荷役作業中の腰痛やケガにつながりやすい点は否めません。

油圧・電動で昇降するタイプ(テールゲートリフター)

近年増えているのが、油圧や電動の力で荷台後部を昇降させるテールゲートリフター(パワーゲートとも呼ばれます)です。フォークリフトが入れない現場でも台車ごと荷物を上げ下げできるため、個人宅への配送やコンビニ・スーパーへの多頻度小口配送で重宝されています。

荷役作業の負担を減らせる便利な装置ですが、稼働部分が増える分だけ点検や操作の知識も求められます。次の章で扱う特別教育の話は、まさにこの装置を安全に使うための制度です。

テールゲートリフターとパワーゲートの違い

テールゲートリフターとパワーゲートは、どちらも荷台を昇降させる装置を指す言葉として現場で混同されがちです。実際には呼び方が違うだけで、機能上の明確な線引きがあるわけではありません。

呼び方が分かれる背景

メーカーによって製品名の付け方が異なることに加え、行政文書では「テールゲートリフター」という表記が定着しています。労働安全衛生規則の改正でこの名称が正式に使われたことも、呼称が広まった一因といえるでしょう。

現場での使い分け

現場のドライバーは日常会話で「パワーゲート」「昇降装置」と呼ぶことも珍しくありません。求人票や運行指示書で用語が揺れていると誤解を招くおそれがあるため、社内では表記を一本化しておくと安全教育の資料も作りやすくなります。

テールゲートリフター操作に必要な特別教育

テールゲートリフターの操作には、労働安全衛生規則の改正により特別教育の受講が義務付けられています。この点は運送会社にとって見落とせない実務上の論点です。

義務化の背景となった法改正

テールゲートリフターを使った荷役作業中の労働災害が相次いだことを受け、厚生労働省は労働安全衛生規則を改正し、操作者に対する特別教育を義務化しました。あわせて昇降設備の設置や保護帽の着用義務の対象となる車両の範囲も広がっています。

特別教育の対象者と内容

特別教育の対象となるのは、業務でテールゲートリフターを操作するすべてのドライバーや作業員です。教育は学科と実技に分かれており、内容はおおむね次のとおりです。

  • 学科:装置の構造・機能や関係法令、作業開始前点検の方法
  • 実技:実際のテールゲートリフターを用いた操作訓練
  • 省略制度:一定期間の実務経験がある場合、一部科目を省略できる仕組み

省略の可否は経験年数や従事していた業務内容によって細かく条件が分かれるため、迷う場合は所轄の労働局や講習機関に個別に確認しておくと安心です。

受講しなかった場合のリスク

特別教育を受けずに操作させた場合、事業者は法令違反として是正指導の対象になり得ます。それ以上に重いのは、労働災害が起きた際に安全配慮義務違反を問われるリスクです。受講履歴の管理は総務任せにせず、運行管理の一環として台帳で追える形にしておくことをおすすめします。

運送現場でテールゲートを安全に使うための注意点

特別教育を受講したからといって、事故のリスクがゼロになるわけではありません。日々の運用でも押さえておきたいポイントがあります。

日常点検で見るべきポイント

油圧ホースからの油漏れ、可動部のガタつき、警告灯の点灯状況などは、始業前点検で毎回確認したい項目です。小さな異音や動作の引っかかりを放置すると、荷重がかかった瞬間に部品が破損する事態にもつながりかねません。

荷役作業時の事故を防ぐコツ

昇降板の上に人が乗ったまま台車を押し込む、積載量の上限を超えて荷物を載せるといった行為は、慣れた現場ほど省略されがちです。「今まで大丈夫だったから」という経験則は、事故が起きた瞬間には何の説明にもなりません

現場で実践しやすい工夫

作業手順を貼り紙で終わらせず、朝礼で声出し確認する運用にしている運送会社もあります。仕組みで担保する部分と、人の意識で担保する部分の両方を用意しておくと、現場の抜け漏れが減ります。

テールゲート関連の車両選びやドライバー確保に迷ったら

テールゲートリフター付き車両の導入や特別教育の体制づくりは、車両手配や人材確保とセットで検討する必要がある領域です。自社だけで抱え込まず、外部のネットワークを頼る選択肢も検討する価値があります。

ハコプロとは

ハコプロ」は運送業に特化した運送会社検索サービスで、掲載運送会社数6万件、営業所数8.5万件という規模のデータベースを無料で活用できます。荷主企業はエリアや車両形状から条件に合う運送会社を検索でき、テールゲートリフター搭載車両を保有する会社を探す際の選択肢を広げられます。

運送会社・荷主双方にとってのメリット

運送会社にとっては、掲載料も利用料も一切かからない点が導入のハードルを下げています。ドライバーの経歴や人柄まで見える「ドライバー名鑑」の機能を使えば、テールゲートリフターの取り扱いに慣れた人材を抱える会社であることを、荷主に向けてアピールしやすくなります。

荷主企業にとっても、運送会社の実態が見えにくいという長年の課題に対する現実的な選択肢になり得るでしょう。車両や体制で悩んだ際は、まずハコプロで気になる運送会社を検索し、直接問い合わせてみることをおすすめします。

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