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1トン半トラックとは|サイズや種類から必要な免許区分まで解説

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1トン半トラックとは何か

1トン半トラック

「1トン半トラック」という呼び方には、実は二つの文脈があります。ひとつは物流現場で使われる、最大積載量がおよそ1.5トン前後の小型トラックを指す通称です。もうひとつは陸上自衛隊が運用する車両の区分としての呼び方で、こちらは特定の車種を指す名称に近い使われ方をします。まずは民間の1トン半トラックがどのようなサイズ・重量の車両を指すのか、基本的な位置づけから整理していきます。

最大積載量と車両総重量の目安

1トン半トラックの「1トン半」は、最大積載量がおよそ1.5トン前後であることを示す通称です。車両総重量(車両本体・荷物・乗員をすべて含めた重さ)でみると、多くの車種が3.5トンから5トン程度のクラスに収まります。ただし正確な最大積載量や車両総重量は車種・年式・架装内容によって異なるため、実際の数値は車検証で確認する必要があります。

呼び方のゆれにみる現場の実態

物流現場では「1トン半」のほかに「1.5tトラック」「1.5トン車」といった呼び方も併用されています。いずれも同じクラスの車両を指していますが、統一された正式名称があるわけではなく、運送会社や荷主企業の間で慣習的に使われてきた通称です。求人票や見積もり依頼の際にこうした呼び方の違いから誤解が生まれることもあるため、やり取りの際は最大積載量の数値も併せて確認すると行き違いを防げます。

1トン半トラックのサイズと荷台寸法

トラックの荷台

同じ1トン半クラスの車両でも、ホイールベースの長さによって荷台寸法は段階的に分かれています。運ぶ荷物の量や形状に応じて適したサイズを選ぶことが、輸送効率を左右する重要なポイントです。

荷台寸法の目安

1トン半トラックの荷台は、全長がおよそ3メートル前後、全幅が1.6メートル前後というサイズが一般的です。ホイールベースが長いロングタイプほど荷台の全長も伸びますが、その分だけ最小回転半径が大きくなり、狭い路地での取り回しは難しくなります。配送先の道路事情と積載量のバランスを見て車両を選ぶことが大切です。

荷台の高さと積み下ろしのしやすさ

荷台の床面の高さも車種によって異なり、低床タイプほど手作業での荷物の積み下ろしがしやすくなります。一方で高床タイプは車体下のスペースを活かした架装がしやすく、パワーゲートやクレーンとの組み合わせに向いているという特徴があります。頻繁に手荷役が発生する現場では、床面の高さも車両選びの判断材料になります。

1トン半トラックの主な種類

トラックのボディタイプ

1トン半トラックは荷台の形状によって得意な輸送内容が変わります。ここでは現場でよく見かける代表的なボディタイプを紹介します。

平ボディ

荷台に屋根がなく、上からフォークリフトやクレーンで荷物を積み下ろしできるのが平ボディの特徴です。建材や什器など荷姿が不揃いな荷物の輸送に向いており、必要に応じて幌をかけて雨よけとして使うケースもあります。

バン・ウイングボディ

荷台がアルミなどの箱で覆われたバンタイプは、雨や直射日光から荷物を守れるため、宅配便や引っ越し荷物の輸送で多く採用されています。側面が大きく開くウイングタイプは、パレット単位の荷物をフォークリフトで横から積み下ろしできる点が強みです。

冷凍冷蔵車・特装車

断熱材と冷却装置を備えた冷凍冷蔵車は、食品や医薬品など温度管理が求められる荷物の輸送に欠かせません。このほか、荷台にクレーンを装備したユニック車や、給水・清掃といった専門作業のために架装された特装車も、1トン半クラスをベースに製作されることがあります。

1トン半トラックの運転に必要な免許区分

1トン半トラックを運転するために必要な免許は、車両総重量によって区分が分かれます。免許の条件を取り違えると運行計画そのものが成立しなくなるため、事前の確認が欠かせません。

普通免許で運転できる範囲

2017年3月12日以降に普通免許を取得した場合、運転できるのは車両総重量3.5トン未満の車両までです。1トン半トラックの中でも比較的軽量な車種であれば普通免許の範囲に収まりますが、架装や積載によって車両総重量が3.5トンを超える車種も少なくありません。取得時期によって運転できる範囲が変わる点は見落とされがちなので注意が必要です。

準中型免許が必要になるケース

車両総重量が3.5トン以上7.5トン未満の車両は、準中型免許での運転が必要です。冷凍冷蔵設備やクレーンなど重量のある架装を搭載した1トン半トラックは、車両本体の重さに架装分が上乗せされ、準中型免許の対象になることがあります。採用や配車の段階で、ドライバーが保有する免許区分と車両の車両総重量が一致しているかを必ず照合してください。

陸上自衛隊が運用する1トン半トラック

トラック

「1トン半トラック」という呼び方は、陸上自衛隊の車両区分としても使われています。民間の通称とは異なり、こちらは特定の車種を指す名称に近い使われ方をする点が特徴です。

73式中型トラックの位置づけ

陸上自衛隊の車両は最大積載量に応じて「2分の1トン」「1トン半」「3トン半」といった段階でクラス分けされており、1トン半クラスに相当するのが73式中型トラックです。人員輸送や物資輸送など、部隊の日常的な輸送任務を幅広く担う汎用車両として位置づけられています。

民間車両との違い

73式中型トラックは悪路走破性を重視した設計が施されており、不整地での走行や野外での運用を前提としている点が民間の1トン半トラックと大きく異なります。市街地での配送効率を重視する民間車両とは、そもそもの設計思想が異なるものと捉えておくとよいでしょう。

中古で1トン半トラックを探す際に見るべきポイント

新車だけでなく、中古車市場でも1トン半トラックは選択肢が豊富です。ただし中古車ならではの確認ポイントを押さえていないと、購入後に想定外のコストがかかることがあります。

年式と走行距離の見方

トラックは乗用車に比べて総走行距離が長くなりやすいため、年式だけで状態を判断するのは早計です。走行距離に対して年式が新しすぎる車両は使用頻度が高かった可能性があり、逆に年式が古くても走行距離が抑えられている車両であれば状態が良好なケースもあります。両方の数値をあわせて確認することが欠かせません。

整備記録・車検残の確認

定期点検や修理の履歴が記録された整備記録簿の有無は、車両の状態を見極めるうえで重要な手がかりになります。車検の残り期間だけで判断せず、消耗品の交換時期や架装部分の劣化状況もあわせて確認しておくと、購入後のトラブルを避けやすくなります。

1トン半トラックでの配送を任せる運送会社選びのポイント

小回りが利きながら一定量の荷物を積める1トン半トラックは、住宅街や商業施設が密集するエリアでの配送需要が根強い車格です。大型車両では進入できない道も多く、宅配便の集配や店舗への小口納品といったラストワンマイル輸送との相性のよさが、この車格が長く選ばれ続けている理由のひとつといえます。配送を外部の運送会社に依頼する場合は、以下の観点を押さえておくと依頼後のすれ違いを避けやすくなります。

  • 積載量と荷物量が見合っているか:依頼したい荷物の重量・容積が1トン半クラスの範囲に収まっているかを事前にすり合わせておく
  • 対応エリアと保有車両の台数:配送エリアと必要なボディタイプの車両をどれだけ保有しているかを確認する
  • 運賃の内訳の明確さ:燃料費や附帯作業費が運賃にどこまで含まれているかを事前に確認する

ドライバー確保という共通課題

1トン半トラックを含む中小型車両の輸送需要は根強い一方で、運送業界全体でドライバー不足が深刻化しています。荷主企業から見れば、車両のスペックだけでなく、依頼した荷物を確実に届けてくれるドライバーが在籍しているかどうかも、運送会社選びの重要な判断材料になります。実際にどのようなドライバーが在籍しているかまで確認したうえで発注先を選びたいと考える荷主企業も増えており、この点は運送業に特化した検索サイト「ハコプロ」の「ドライバー名鑑」機能を使えば事前に把握できます。

1トン半トラックでの配送はハコプロで運送会社を探す

1トン半トラックでの配送を任せる運送会社選びに迷ったときは、運送業に特化した検索サイト「ハコプロ」の活用が近道です。全国47都道府県、約6万件の運送会社と8.5万件の営業所情報を掲載しており、対応エリアや車両形状、輸送品目から条件に合う会社を絞り込めます。

ハコプロ最大の特徴は、実際に荷物を運ぶドライバーの経歴や仕事にかける想いを確認できる「ドライバー名鑑」です。5次・6次請けまで連なることも珍しくない多重下請け構造の中で見えにくくなりがちな「誰が荷物を運ぶのか」を把握したうえで、荷主企業と運送会社の直接契約につなげられます。運送会社側の掲載料・登録料・情報更新はすべて無料のため、比較検討の段階から気軽に利用できます。

ハコプロで確認できること

対応エリアや保有車両の形状、ドライバー名鑑、ホワイト物流認定の取り組み状況などを、運送会社ごとに無料で比較できます。

1トン半トラックでの配送先を探している荷主企業も、直接契約できる荷主を開拓したい運送会社も、まずは条件に合う相手をハコプロで検索してみてください。

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