MENU

中型免許の種類と区分|運転できる車両や取得条件を詳しく解説

  • URLをコピーしました!
目次

中型免許とは|運転免許区分における位置づけ

中型免許は、普通免許と大型免許のあいだに位置する運転免許の区分です。運転できる車両の範囲を正しく理解していないと、仕事や生活の場面で必要な免許を取り違えてしまう恐れがあります。ここでは中型免許の基本的な位置づけと、この区分が生まれた経緯を整理していきます。

運転免許は4つの区分に分かれる

現在の道路交通法では、四輪車の運転免許は普通・準中型・中型・大型の4区分に分かれています。それぞれ車両総重量・最大積載量・乗車定員という3つの基準で線引きされており、免許の種類によって運転できる車両の上限が変わります。数字だけを見ると複雑に感じますが、要するに「車体が大きく、荷物や乗客を多く運べる車両ほど、上位の免許が必要になる」という考え方です。

中型免許は2007年に新設された

中型免許が生まれたのは2007年6月2日の道路交通法改正です。それ以前は普通免許だけで比較的大きな車両まで運転できましたが、大型トラックによる重大事故が相次いだことを受け、運転技術と経験を段階的に確認する仕組みとして中型免許区分が新設されました。免許制度の細分化は、事故防止のための安全策として導入された流れがある、ということはおさえておきたいところです。

中型免許の種類と区分の詳細

中型免許とひとくちにいっても、取得した時期によって運転できる範囲が異なります。ここでは現行の中型免許と、旧制度からみなし変更された区分を分けて説明します。免許証の条件等欄をあわせて確認しながら読み進めてみてください。

現行の中型免許で運転できる範囲

2007年6月2日以降に新規で取得した中型免許は、車両総重量7.5トン以上11トン未満、最大積載量4.5トン以上6.5トン未満、乗車定員11人以上29人以下の車両まで運転できます。この範囲であれば、いわゆる4トントラックの増トン仕様や、乗車定員の多いマイクロバスも対象に含まれます。

旧普通免許は8トン限定中型免許とみなされる

2007年6月1日以前に普通免許を取得していた人は、法改正にともなって自動的に「中型免許(8トン限定)」とみなされています。8トン限定の場合、車両総重量8トン未満、最大積載量5トン未満、乗車定員10人以下までの運転に限られ、現行の中型免許よりも運転できる範囲が狭い点には注意が必要です。「自分は中型免許を持っているはずなのに、運転できる範囲が思ったより狭い」と感じる方は、この8トン限定に該当しているケースが多いといえます。

準中型免許・大型免許との違い

2017年3月12日にはさらに準中型免許が新設され、普通免許と中型免許のあいだを埋める区分となりました。準中型免許は車両総重量3.5トン以上7.5トン未満が対象で、中型免許よりひとまわり小さい車両区分にあたります。一方、大型免許は車両総重量11トン以上を対象としており、中型免許よりも大きな車両を扱う免許です。3区分の位置関係を押さえておくと、免許制度全体の見通しがぐっとよくなります。

中型免許で運転できる代表的な車両

免許区分の数値だけではイメージしづらいため、実際に中型免許で運転できる車両の例を確認しておきましょう。

4トントラックとマイクロバス

中型免許で運転できる代表例は、いわゆる4トントラックや、その積載量を引き上げた増トン車、そして乗車定員が11人以上のマイクロバスです。宅配便の主力車両や、引っ越し業務・地場配送で使われる中型トラックの多くがこの区分に該当します。物流の現場では「中型」と聞くと、まずこのクラスの車両をイメージする人が多いはずです。

中型免許にAT限定区分は存在しない

普通免許や準中型免許にはAT(オートマチック)限定区分がありますが、中型免許にAT限定は設けられていません。中型免許を取得する場合は、教習・試験ともにマニュアル車での操作が前提となります。普段AT車しか運転していない人にとっては、この点が取得前に意識しておきたいポイントの一つといえるでしょう。

中型免許の取得条件

中型免許は誰でもすぐに取得できるわけではなく、年齢と運転経験の両面で条件が設けられています。取得を検討している人は、まず自分がこの条件を満たしているかどうかを確認しておく必要があります。

年齢20歳以上・運転経験2年以上が原則

中型免許の取得には、原則として年齢20歳以上、かつ普通免許・準中型免許・大型特殊免許のいずれかを取得してから通算2年以上の運転経験が必要です。この「2年」には免許停止期間を含めることができないため、免許を取得してからの経過年数だけで判断しないよう気をつけてください。

特例教習を受ければ19歳から取得できる

2022年5月の法改正により、指定の特例教習を修了すれば19歳・運転経験1年以上でも中型免許を取得できるようになりました。若手ドライバーの人材確保を目的とした制度であり、運送会社が採用と教習をセットで支援するケースも増えています。トラック業界への就職を早い段階から考えている人にとっては、選択肢を広げてくれる制度といえるでしょう。

中型免許の取得方法・期間・費用の目安

取得ルートは大きく分けて2通りあり、それぞれ期間や費用の目安が異なります。自分の都合や予算にあわせて選んでみてください。

指定自動車教習所を利用する場合

すでに普通免許を持っている人が指定自動車教習所に通う場合、技能教習と学科教習をあわせて数日から2週間程度で取得できるのが一般的です。費用は教習所によって差がありますが、普通免許保有者であれば十数万円台からの設定が多く見られます。合宿免許を利用すれば、さらに短期間での取得も可能です。

運転免許試験場での一発試験を利用する場合

費用を抑えたい場合は、教習所に通わず運転免許試験場で直接技能試験を受ける、いわゆる一発試験というルートもあります。ただし合格率は教習所ルートに比べて低く、試験車両の特性に慣れていないと不合格を繰り返しやすい点は理解しておく必要があります。時間に余裕があり、車両感覚に自信がある人向けの選択肢です。

8トン限定中型免許の限定解除

旧普通免許からみなし変更された8トン限定の中型免許は、限定解除の手続きを経ることで、現行の中型免許と同じ範囲まで運転できるようになります。

限定解除に必要な教習と審査

限定解除には、指定教習所での技能教習を受けたうえで学科試験なしの技能審査に合格するルートと、運転免許試験場で直接審査を受けるルートがあります。教習所ルートのほうが審査の難易度は緩やかとされ、初めて大きな車両を扱うドライバーに選ばれやすい傾向があります。すでに8トン限定の中型免許を持っている人にとっては、新規取得よりも短い期間・少ない費用で範囲を広げられる点がメリットです。

中型免許が活きる仕事と運送業界での役割

中型免許は、個人の移動手段としてよりも、物流・運送業界での就業機会に直結する免許だといえます。ここでは業界内での位置づけと、運送会社と仕事を結びつけるサービスについて紹介します。

運送業界で中型免許保有者の需要が高い理由

ドライバー不足が深刻化する物流業界では、4トントラックを運転できる中型免許保有者の採用ニーズが高い状態が続いています。大型免許ほど取得のハードルが高くなく、それでいて幅広い車両を運転できる点が、未経験からトラックドライバーを目指す人にとってのキャリアの入り口になっています。将来的に大型免許へステップアップする際の土台にもなる免許です。

運送会社を探す・選ぶ際に役立つ「ハコプロ」

こうした運送業界の担い手と仕事をつなぐサービスの一つが、株式会社LIGOが運営する運送会社検索サイト「ハコプロ」です。掲載運送会社数は約6万件、営業所数は約8.5万件にのぼり、荷主企業と運送会社の直接契約を後押ししています。ドライバーの年齢・社歴・仕事にかける想いを公開する「ドライバー名鑑」という機能もあり、誰が荷物を運ぶのかを可視化できる点が特徴です。中型免許を活かして働く場所を探す側にとっても、運送会社を選ぶ荷主企業にとっても、実態が見えやすいサービスだといえるでしょう。

まとめ|自分に必要な中型免許の種類を確認しよう

中型免許は取得時期によって運転できる範囲が異なり、8トン限定か現行区分かを混同すると、仕事で使える車両を誤って判断してしまうおそれがあります。まずは自分の免許証に記載された条件等の内容を確認し、必要であれば限定解除や新規取得を検討してみてください。

中型免許を活かして運送業界で働きたい方や、反対に信頼できる運送会社を探している荷主企業の方は、運送会社検索サイト「ハコプロ」の活用も選択肢のひとつです。掲載は運送会社側完全無料で、写真やテキストの掲載枚数・文字数にも制限がありません。気になる方はお気軽にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次