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運転免許の区分一覧|トラックドライバーに必要な種類と取得条件

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目次

運転免許の区分は大きく3つに分けられる

運転免許証のイメージ

免許区分と聞くと、多くの人は普通・中型・大型といった車両の区分だけを思い浮かべます。ただ道路交通法のうえでは、運転免許はまず「第一種運転免許」「第二種運転免許」「仮運転免許」という3つの大枠に分かれており、そのなかにさらに細かい区分が存在します。この全体構造を先に押さえておくと、あとで紹介する各区分の違いも整理しやすくなるはずです。

第一種運転免許に含まれる9つの区分

第一種運転免許は、自家用車や貨物車など自分の運転で完結する用途に使われる免許で、大型・中型・準中型・普通・大型特殊・大型自動二輪・普通自動二輪・小型特殊・原付という9つの区分に分かれています。日常的に「運転免許」と呼ばれているもののほとんどは、この第一種のいずれかに当てはまります。

  • 大型免許
  • 中型免許
  • 準中型免許
  • 普通免許
  • 大型特殊免許
  • 大型自動二輪免許
  • 普通自動二輪免許
  • 小型特殊免許
  • 原付免許

第二種運転免許と仮運転免許の位置づけ

第二種運転免許は、バスやタクシーのように旅客を有償で運送する場合に必要な免許で、大型・中型・普通・大型特殊・けん引の5区分があります。貨物輸送の現場で直接必要になる場面は多くありませんが、送迎サービスを兼業する運送会社では取得者が求められることもあります。一方の仮運転免許は、本免許の技能試験や教習の練習段階で使う一時的な免許です。単独では公道を走行できず、有資格者の同乗が条件になります。

貨物車を運転できる免許区分は車両の重さで決まる

トラックが並ぶ営業所のイメージ

運送業界にとって最も関わりが深いのは、貨物自動車の運転に対応する普通・準中型・中型・大型の4区分です。これらは免許を取得した時期によって当てはまる区分が変わるため、勤務先で「乗れる車両」を確認する際は運転免許証の条件欄までよく見る必要があります。

普通免許で運転できる車両の範囲

普通免許は車両総重量3.5トン未満、最大積載量2.0トン未満、乗車定員10人以下の車両が対象です。軽貨物車から1.5トン積みクラスの小型トラックまでが該当し、多くのドライバーが最初に取得する区分といえます。

準中型免許が新設された背景と対象範囲

準中型免許は2017年3月の制度改正で新設された区分で、車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量2.0トン以上4.5トン未満の車両に対応します。18歳から普通免許の保有歴なしで取得できる点が特徴で、高校卒業後すぐに中型クラスのトラックを目指す人の受け皿になっています。

中型免許・大型免許で運転できる車両の範囲

中型免許は車両総重量7.5トン以上11トン未満、最大積載量4.5トン以上6.5トン未満が対象で、4トン積みクラスのトラックが中心です。大型免許は車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上を対象とし、10トン積みの大型トラックもこの区分に含まれます。中型・大型ともに20歳以上かつ普通免許などの保有歴が一定期間必要になるため、若手ドライバーがいきなり取得することはできません。

二輪車・特殊車両に対応する免許区分も押さえておく

運送業界というとトラックのイメージが先行しますが、バイク便や工場構内での荷役作業では二輪免許や特殊車両向けの免許区分も関わってきます。ここでは物流の周辺で目にする機会が多い区分を整理します。

自動二輪免許(小型・普通・大型)の区分

自動二輪免許は排気量によって小型限定・普通・大型の3区分に分かれます。小型限定は125cc以下、普通は400cc以下、大型は排気量の上限がありません。宅配や書類便のようにバイクを主力とする配送業務では、普通自動二輪免許を持つドライバーが重宝される場面も多いでしょう。

大型特殊免許とけん引免許

ホイールローダーのように公道を走る特殊車両を運転するには、大型特殊免許が必要です。またトレーラーのように車両を連結して走行する場合、けん引する車両の総重量が750キログラムを超えるとけん引免許が別途必要になります。倉庫や港湾の現場でトレーラー輸送を担うドライバーは、大型免許に加えてけん引免許まで取得しているケースが一般的です。

免許区分ごとの取得条件と教習費用の目安

教習所で技能教習を受けるイメージ

免許区分を選ぶ際に気になるのが、取得条件と費用です。区分によって年齢や保有歴の条件が異なり、教習にかかる費用も所持している免許によって大きく変わります。

年齢と免許保有歴による取得条件の違い

普通・準中型免許は18歳から取得できますが、中型免許は20歳以上かつ普通免許などの保有歴2年以上、大型免許は21歳以上かつ保有歴3年以上が原則です。2022年5月の制度改正では、19歳以上で普通免許などの保有歴1年以上という条件を満たし指定の特例教習を受ければ、中型・大型免許を早期に取得できる仕組みも整えられました。人手不足が続く運送業界にとっては、若い世代がキャリアの早い段階で大型免許を目指せる選択肢が増えたといえるでしょう。

教習費用の相場と負担を抑える方法

教習費用は所持免許によって差が大きく、普通免許を持たない状態から大型免許を目指す場合は55万円を超えることもあります。一方、中型免許を持っている状態から大型免許へステップアップする場合は20万円台まで下がるのが一般的な相場です。厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了すると、支払った費用の20%(年間上限10万円)が給付金として戻ってくる制度もあるため、事前に対象講座かどうかを確認しておくと負担を軽減できます。

運送業界で免許区分を確認しておくべき理由

トラックドライバーが運転席に乗り込むイメージ

免許区分は単なる法律上の分類ではなく、運送業界で働くうえで選べる仕事の幅そのものを左右します。採用担当者とドライバーの双方が確認しておきたいポイントを紹介します。

車両総重量と免許区分のミスマッチが招くリスク

車両総重量7.5トンの中型トラックを準中型免許で運転すると、無免許運転として扱われます。運送会社が車両を入れ替えたタイミングでドライバーの免許区分を再確認しないと、こうしたミスマッチが起きかねません。中古車両を導入する際は年式によって適用される基準が異なる場合もあるため、車検証の車両総重量とドライバーの免許区分を照合する社内ルールを持っておくと安心です。

免許区分によって広がる求人・キャリアの選択肢

準中型までしか持っていないドライバーが中型・大型を取得すると、応募できる求人の車種の幅が一気に広がります。長距離輸送や大型トレーラーの案件は大型免許やけん引免許の保有者を条件とすることが多く、免許区分のステップアップはそのまま案件の選択肢の広がりにつながる傾向があります。

運転免許証の記載欄から自分の区分を確認する方法

自分がどの区分に当てはまるかは、免許証を見れば正確に確認できます。表面と裏面それぞれの記載欄の意味を知っておくと、区分の思い違いを防ぐことができます。

表面の「免許の種類」欄で基本区分を確認する

免許証の表面には「免許の種類」という欄があり、大型・中型・準中型・普通といった基本区分が記載されています。複数の区分を保有している場合はすべての区分がまとめて表示されるため、自分がどこまで運転できるかはこの欄を見れば一目で分かります。

裏面の「免許の条件等」欄は区分とは別の情報

一方、免許証の裏面にある「免許の条件等」欄には、「眼鏡等」「AT車に限る」といった、区分そのものとは別の運転条件が記載されています。この欄は視力矯正の要否や限定条件を示すもので、免許区分の一覧とは異なる情報である点を混同しないよう注意が必要です。求人応募の際に企業へ免許情報を伝える場合も、この2つの欄を分けて説明できると誤解が生じにくくなります。

免許区分を調べる際に見落としやすいポイント

免許証を見ただけでは判断しづらい注意点もあります。確認を怠ると思わぬトラブルにつながりやすいポイントを最後に挙げます。

限定条件付き免許の見落とし

免許証には「AT車に限る」「準中型車は5トン未満に限る」といった限定条件が記載されている場合があります。区分名だけを見て運転できると判断せず、条件欄まで確認する習慣をつけておくことが欠かせません。

法改正前に取得した免許のみなし規定

2007年の中型免許新設、2017年の準中型免許新設のいずれにおいても、改正前から普通免許を持っていた人には新区分相当の運転資格がみなしで与えられています。

たとえば2007年より前に普通免許を取得した人は「8トン限定中型免許」とみなされ、当時の普通免許の基準である車両総重量8トン未満までの車両を運転できます。免許証の交付年月日と条件欄を照らし合わせないと、自分がどこまで運転できるのか誤解してしまうケースは少なくありません。

まとめ|免許区分を確認しながら運送業界でのキャリアを描く

免許区分は、第一種・第二種・仮運転免許という大枠のなかに、車両の重さや用途に応じた細かい区分が組み合わさってできています。自分の免許証がどの区分に当たるのか、限定条件はないかを確認しておくことが、安全な運転はもちろん、応募できる求人の幅を広げる第一歩になります。

運送会社を探している荷主企業や、自社の魅力を発信したい運送会社にとって、免許区分に応じた車両対応力は重要な判断材料のひとつです。運送会社検索サイト「ハコプロ」は、掲載運送会社数6万件、営業所数8.5万件という規模のデータベースを持ち、掲載料・登録料は運送会社側が完全無料で利用できます。ドライバーの年齢や社歴、運転にかける想いまで紹介できる「ドライバー名鑑」機能もあり、免許区分に応じた対応車種を含めた自社の強みを荷主企業へ直接アピールできます。掲載や活用方法について気になる点があれば、ハコプロまでお気軽にご相談ください。

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