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ダブル連結トラックの免許要件|取得までの流れと運転の心構え

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目次

ダブル連結トラックとは?免許が必要な理由から知る

ダブル連結トラック

ダブル連結トラックとは、トラクタ(けん引車)に2台のフルトレーラーを連結し、全長を最大25メートル程度まで伸ばした大型輸送車両のことです。1台の車両で通常の倍近い荷物を運べるため、ドライバー一人あたりの輸送効率を大きく高められる点が最大の特徴といえます。この記事では、ダブル連結トラックを運転するために必要な免許の種類と取得条件、そして免許取得後に現場で求められる経験や研修の内容まで整理していきます。

一般的な大型トラックとの違い

単車の大型トラックが1つの車体で完結しているのに対し、ダブル連結トラックはトラクタとトレーラーが分離できる構造を持ちます。連結部分が増える分だけ車両全体の長さが伸び、カーブや車線変更、後退時の挙動が単車とは大きく異なります。運転席から見える範囲と、実際に車両が占める範囲との感覚差が大きいため、単に大型免許を持っているだけでは対応しきれない場面が出てきます。

導入が広がる背景にある物流の人手不足

ダブル連結トラックが注目されている背景には、トラックドライバーの時間外労働規制強化に伴ういわゆる物流の2024年問題があります。ドライバー一人が一度に運べる荷物量を増やせれば、限られた人員でも輸送力を維持しやすくなるためです。国土交通省も長距離幹線輸送の効率化策としてこの車両の活用を後押ししており、西濃運輸や福山通運といった大手路線便事業者が指定区間で運行を進めています。

ダブル連結トラックの運転に必要な免許

ダブル連結トラックを運転するには、トラクタ部分を動かすための免許と、トレーラーを牽引するための免許の両方が欠かせません。それぞれの免許区分で取得条件が異なるため、順を追って確認していきます。

大型自動車第一種免許

トラクタ部分の車両総重量は大型トラックに相当するため、大型自動車第一種免許が必要です。取得条件は21歳以上かつ他の免許の保有期間が通算3年以上とされていますが、指定の教習を修了した場合に限り19歳以上・保有期間1年以上でも受験できる特例が設けられています。若手ドライバーの早期育成を目的とした制度であり、運送会社によっては特例を活用した採用にも力を入れ始めています。

けん引第一種免許

車両総重量750キログラムを超える車両を牽引する場合には、けん引第一種免許が別途必要になります。大型免許とは独立した免許区分であり、大型免許を取得済みであっても、けん引免許を持っていなければトレーラーを連結して走行することはできません。教習所ではS字コースや方向転換など、トレーラー特有の後退操作を中心に技能を磨いていきます。

免許以外に求められる経験と社内基準

大型免許とけん引免許を取得すれば法律上は運転できる状態になりますが、実際にダブル連結トラックの乗務を任される段階には、もう一段高いハードルが用意されています。免許取得はあくまでスタート地点だと捉えておく必要があります。

経験年数や無事故無違反の実績

ダブル連結トラックを運行する事業者の多くは、社内基準として一定年数以上の大型車両運転経験や、無事故無違反の記録を求めています。全長25メートル前後という規模の車両は、わずかな判断ミスが大きな事故につながりかねません。だからこそ企業側は、法定の免許要件に加えて実務経験を重視する傾向にあります。

連結・切り離し作業と後退操作の実技研修

トレーラーの連結や切り離しには、カプラーの状態確認やエア配管、電気配線の接続など、単車にはない専用の手順が伴います。手順を誤ると走行中の脱落事故につながるおそれがあるため、多くの運送会社では添乗指導による実技研修を必須としています。狭い荷役スペースでの後退操作も単車より難易度が上がるため、実際の営業所や物流拠点を使った反復練習が重視されます。

ダブル連結トラックが走行できる道路の範囲

高速道路を走行するトラック

ダブル連結トラックはどこでも自由に走行できるわけではなく、国土交通省が個別に許可した区間に限られています。免許を取得したあとに担当する路線も、この制度上の制約に沿って決まる点を押さえておきましょう。

国土交通省が指定する高速道路区間

新東名高速道路など特殊車両通行許可の対象として指定された区間から運用が始まり、その後は対象区間が段階的に広げられてきました。区間はインターチェンジ単位で細かく指定されているため、事業者は許可された区間内でのみ運行計画を組み立てることになります。

一般道走行が制限されている理由

一般道は交差点の形状や道路幅が高速道路ほど画一的ではなく、全長25メートル前後の車両が安全に曲がりきれない箇所が多く存在します。そのため一般道の走行は、営業所や荷役拠点までのごく限られた区間にとどめられているのが実情です。ダブル連結トラックの運転士には、高速道路上での長距離走行を前提とした運行スキルが求められます。

免許取得までの流れと費用の目安

ダブル連結トラックの乗務を目指す場合、大型免許とけん引免許をどのような順序で取得していくのかを事前に把握しておくと、教習所選びやスケジュール調整がスムーズになります。

教習所での取得ステップ

一般的には、普通免許や準中型免許での運転経験を積んだうえで大型免許を取得し、続けてけん引免許を取得する流れが多く見られます。運送会社に就職してから、業務と並行して教習所に通う社員をサポートする制度を用意している事業者も少なくありません。合宿免許を利用すれば、大型・けん引ともに比較的短期間でまとめて取得することも可能です。

費用と期間の目安

大型免許の教習費用はおおむね20万円台から30万円台、けん引免許は15万円台から20万円台が目安とされ、所持している免許の種類によって金額は変動します。期間についても、大型免許は合宿で2週間前後、けん引免許は1週間前後が一つの目安です。運送会社によっては教習費用の全額または一部を補助する制度を設けているところもあるため、就職を検討する段階で確認しておくと安心です。

ダブル連結トラックドライバーとして働くうえでのポイント

免許を取得しダブル連結トラックの乗務資格を得たあとも、実際の働き方には単車とは異なる特徴がいくつかあります。転職や就職を検討する際の判断材料として押さえておきましょう。

給与・待遇面での傾向

けん引免許を保有し、大型長距離輸送に対応できるドライバーは業界内でも人材が限られています。そのため、単車の大型ドライバーと比較して手当が上乗せされているケースが多く見られます。ただし待遇の具体的な内容は事業者ごとに差があるため、求人内容を個別に確認する姿勢が欠かせません。

運転技術以外に必要となる心構え

全長25メートル前後の車両を任されるという事実は、それだけ社会的な責任を背負うことを意味します。天候や交通状況の変化に応じて速度や車間距離を柔軟に調整する判断力、そして連結部分の点検を怠らない几帳面さが、長く安全にこの仕事を続けるための土台になります。

ダブル連結トラックの運行体制づくりはハコプロに相談を

ダブル連結トラックの運行には、免許を持つドライバーの確保だけでなく、往路・復路の両方で荷物を積める運行ルートの設計も欠かせません。片道だけ荷物を運んで空荷で戻る運行が続くと、せっかくの輸送効率化のメリットが十分に発揮されなくなってしまいます。

そこで役立つのが、運送業に特化した検索サイト「ハコプロ」です。全国47都道府県、約6万件の運送会社が掲載されており、対応エリアや車両形状、輸送品目から条件に合う荷主企業や運送会社を直接探せます。中間マージンを介さない直接契約が実現しやすくなるため、ダブル連結トラックの実車率を高めたい運送会社にとって心強い選択肢となります。

ハコプロで確認できること

対応エリアや保有車両の形状、ドライバー名鑑、ホワイト物流認定の取り組み状況などを、運送会社ごとに無料で比較検討できます。

長距離幹線輸送の担い手を探している荷主企業も、復路の積み荷を確保して稼働率を上げたい運送会社も、まずはハコプロで条件に合う相手を検索してみてください。

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