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トラック運転に必要な免許の種類と取得条件|費用相場まで解説

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目次

トラックを運転するために免許区分の理解が欠かせない理由

「トラックに乗るには何の免許が要るのか」という疑問は、これから運送業界を目指す人だけでなく、すでに現場で働くドライバーからもよく聞かれます。トラックと一口にいっても車両のサイズは軽トラックから大型のトレーラーまで幅広く、運転できる範囲は普通免許、準中型免許、中型免許、大型免許のどれを持っているかによって明確に決まっています。免許区分を誤解したまま車両を選んでしまうと、無免許運転に該当してしまう恐れもあるため注意が必要です。

ここで押さえておきたいのは、免許区分の基準が単純な「車の大きさ」ではなく、車両総重量と最大積載量という2つの数値で決まっている点です。この基準を理解しておくと、求人票に書かれた「要中型免許」といった条件の意味も正確に読み取れるようになります。

免許区分を分けるのは車両総重量と最大積載量

車両総重量とは、車両本体の重さに乗車定員と積み荷の重さを加えた総合的な重量のことです。最大積載量は、その車両に積んでよい荷物の重さの上限を指します。道路運送車両法ではこの2つの数値をもとに車両区分を定めており、運転免許制度もこの区分に合わせて設計されています。

例えば同じ「2tトラック」と呼ばれる車両でも、架装や仕様によって車両総重量が5t未満に収まるものもあれば、7t近くまで達するものもあります。カタログ上の呼び名だけで判断せず、車検証に記載された車両総重量と最大積載量を必ず確認することが、免許違反を防ぐ最も確実な方法です。

免許取得時期によって運転できる範囲が変わる

厄介なのは、道路交通法の改正によって免許区分の線引きが過去に2度変わっている点です。2007年6月2日と2017年3月12日の改正を境に、同じ「普通免許」という名称でも運転できる車両の範囲が異なります。自分の免許証に記載された取得日を確認し、どの基準が適用されるかを把握しておく必要があります。

この点は次の章で詳しく整理しますが、先に結論だけ述べておくと、免許を古くから持っている人ほど、現行制度より広い範囲の車両を運転できる可能性が高いといえます。免許証を長年見直していない人は、この機会に取得年月日を確認しておくとよいでしょう。

トラックに乗るために必要な免許の種類

現在の道路交通法では、トラックを運転するための免許は普通免許、準中型免許、中型免許、大型免許の4段階に分かれています。それぞれで運転できる車両総重量と最大積載量の上限が定められており、上位の免許を取得すれば下位の車両もすべて運転可能です。ここでは2017年3月12日以降に免許を取得した人を前提とした、現行の基準を整理します。

普通免許で運転できるトラック

現行の普通免許で運転できるのは、車両総重量3.5t未満、最大積載量2t未満の車両です。軽トラックや小型の1tトラックはこの範囲に収まりますが、いわゆる2tトラックの多くは車両総重量が3.5tを超えるため、普通免許だけでは運転できません。近距離配送の軽貨物ドライバーとして働き始める場合は、この普通免許の範囲で十分対応できるケースが多いです。

準中型免許で運転できるトラック

準中型免許は2017年の法改正で新設された区分で、車両総重量7.5t未満、最大積載量4.5t未満の車両まで運転できます。一般的な2tトラックや3tトラックの大半はこの範囲に収まるため、宅配や地域配送の求人では準中型免許が事実上の必須条件になっていることが少なくありません。18歳から取得できる点も特徴で、免許取得の順序としては普通免許より先に準中型免許を選ぶ人も増えています。

中型免許で運転できるトラック

中型免許では車両総重量11t未満、最大積載量6.5t未満まで運転範囲が広がります。4tトラックと呼ばれる車両の多くがこの区分に該当し、長距離ルート便や建材輸送などで幅広く使われています。取得には20歳以上かつ普通免許等の保有期間が2年以上という条件があるため、免許取得までの計画を早めに立てておくことが大切です。

大型免許で運転できるトラック

大型免許を取得すると、車両総重量11t以上、最大積載量6.5t以上の車両まで運転できるようになり、事実上すべてのトラックが運転可能になります。10tトラックやトレーラーヘッドを扱う長距離輸送・幹線輸送の求人では大型免許が必須条件です。取得には21歳以上かつ普通免許等の保有期間が3年以上という条件があり、運転免許制度の中では最も取得ハードルが高い区分に位置づけられます。

免許取得時期による運転範囲の違いを整理する

先述のとおり、免許制度は過去2度の改正を経ており、取得時期によって運転できる範囲が異なります。求人票の「普通免許で応募可」という条件を見て安心しても、実際に運転する車両が自分の免許範囲に収まるかは別途確認が必要です。ここでは3つの時期に分けて範囲を整理します。

2007年6月1日以前に取得した免許

この時期に普通免許を取得した人は、車両総重量8t未満、最大積載量5t未満の車両まで運転できます。現行制度でいう中型免許に近い範囲を、普通免許のまま運転できる計算になり、長年ドライバーとして働いてきたベテランほど、若手より広い範囲を運転できているという逆転現象が起きています。

2007年6月2日から2017年3月11日に取得した免許

この期間の普通免許は、車両総重量5t未満、最大積載量3t未満までとなっています。現行の準中型免許より若干範囲が狭いものの、2tトラックの一部までは対応できる水準です。この世代の免許を持つ人は、求人票にある「準中型免許相当」という表現が自分にも当てはまるかどうか、車両総重量を基準に確認するとよいでしょう。

2017年3月12日以降に取得した免許

準中型免許が新設されたこの改正以降に取得した普通免許は、車両総重量3.5t未満、最大積載量2t未満とかなり限定的になりました。これから運送業界を目指す若手の多くがこの世代に該当するため、実際にトラックドライバーとして働くには、普通免許に加えて準中型免許以上の取得がほぼ前提になっているのが実情です。

トラック免許の取得にかかる費用相場と期間

免許取得を検討するうえで気になるのが費用と期間です。自動車教習所によって金額は前後しますが、既に普通免許を保有しているかどうかで必要な教習内容が変わり、費用にも大きな差が出ます。おおよその目安を押さえておくことで、教習所選びや資金計画の判断材料になります。

準中型免許の費用相場

普通免許を保有している状態から準中型免許を取得する場合、教習料金の相場はおよそ15万円から20万円程度で、通学であれば2週間から1か月ほどが目安です。免許なしの状態から取得する場合は普通免許相当の教習も含まれるため、30万円前後まで費用が上がる傾向にあります。

中型免許の費用相場

中型免許は普通免許保有かつ保有期間2年以上が前提となるため、追加の教習料金は15万円から25万円程度が目安です。技能教習の時限数が準中型免許より多く設定されている教習所が一般的で、通学の場合は3週間から1か月半ほどかかると見ておくとよいでしょう。

大型免許の費用相場

大型免許は取得条件のハードルが高いぶん、費用相場も20万円から30万円程度とやや高めです。運送会社によっては人材開発支援助成金や教育訓練給付金の対象になっている教習所を案内しているケースもあり、実質的な自己負担を抑えられる場合があります。就職先が決まっている、または内定を得ている状態であれば、勤務先の助成制度を先に確認しておくと無駄がありません。

免許取得の方法は通学と合宿の二択

トラック免許の取得方法は、自宅や職場の近くに通う通学と、宿泊しながら短期集中で学ぶ合宿の2種類に大きく分かれます。どちらを選ぶかは、費用よりもむしろ生活スタイルや仕事のスケジュールで決まることが多いです。

通学のメリットとデメリット

通学は仕事や家庭の予定に合わせて教習を組めるため、働きながら免許を取りたい人に向いています。一方で、自分で予約を管理する必要があり、繁忙期には希望した日程で教習を組めないことがあります。結果として取得までの期間が延びやすい点はデメリットといえるでしょう。

合宿のメリットとデメリット

合宿は短期間に教習が組まれているため、最短距離で免許を取得したい人に向いています。宿泊費や食費が教習料金に含まれているプランが多く、トータルの費用を通学より抑えられる場合もあります。ただし数週間まとまった休みを確保する必要があるため、在職中の人にとってはスケジュール調整が課題になりがちです。

免許区分に合わない車両を運転した場合の扱い

自分の免許区分を超える車両を運転した場合は無免許運転として扱われ、行政処分と刑事罰の両方の対象になります。悪意がなく「この車両なら大丈夫だと思っていた」という思い込みであっても、法的な責任を免れることはできません。特に会社側が車両の入れ替えを行った際、ドライバー本人が免許区分を確認しないまま運転してしまうケースが実際に起きています。

採用する運送会社の側にも注意が必要です。ドライバー個人の免許区分と配車する車両の総重量が一致しているかを、配車担当者が日常的にチェックする体制を整えておくことが望まれます。免許確認の仕組みが属人的になっている会社ほど、こうした見落としが発生しやすい傾向にあります。

現場で選ばれるトラックドライバーになるための視点

免許を取得した後の話になりますが、現場で重宝されるドライバーには共通点があります。それは、自分が保有する免許の範囲だけでなく、上位区分でどこまで運転できるかを把握したうえでキャリアを設計している点です。準中型免許からスタートした人が中型免許、大型免許へと段階的にステップアップしていくことで、対応できる案件の幅が広がり、結果として収入や待遇の交渉材料にもなります。

また、トラックドライバー不足は今後さらに深刻化すると見込まれており、2030年には約25万人規模の担い手不足が生じるとの推計もあります。免許を取得したばかりの人材であっても、運転できる車両の幅が広いほど採用側からの需要は高くなりやすいはずです。免許取得は単なる資格取得にとどまらず、将来のキャリアの選択肢を広げる投資として捉えておくとよいでしょう。

まとめ|自分に合った免許を選び運送会社選びにも活かす

トラックを運転するための免許は、車両総重量と最大積載量を基準に普通免許、準中型免許、中型免許、大型免許の4段階に分かれています。さらに取得時期によって同じ免許名称でも運転できる範囲が異なるため、自分の免許証に記載された取得年月日を確認したうえで、必要な区分を判断することが大切です。

免許区分が定まったら、次に考えたいのは「どの運送会社で、どんな車両を運転して働くか」という点です。求人票の情報だけでは、実際の車両サイズや運転頻度、ドライバーの働きやすさまでは見えてきません。運送会社検索サイト「ハコプロ」では、掲載運送会社数6万件超、営業所数8.5万件という国内最大級のデータベースから、車両形状や輸送品目、対応エリアで運送会社を絞り込むことができます。ドライバーの年齢や社歴、仕事にかける想いまで公開している「ドライバー名鑑」機能もあり、免許取得後の就職先探しにも役立ちます。トラック免許の取得を検討している方、取得後の働き先を探している方は、ぜひハコプロを通じて情報収集してみてください。

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