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1ナンバー高速料金の相場|4ナンバーとの差と割引の使い方

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1ナンバー車の高速料金が普通車と違って見える理由

1ナンバーの車を初めて所有した方から「高速道路の料金が想像より高い」という声をよく聞きます。ETCカードを差し込んだだけなのに、普通車のつもりで走ったら中型車の料金を請求されて驚いた、という相談も珍しくありません。この違和感の正体は、高速道路の料金体系そのものにあります。まずは1ナンバー車がどのような基準で料金区分を決められているのか、順を追って整理していきます。

NEXCOの車種区分は「ナンバー」ではなく「車両の大きさ」で決まる

意外に知られていませんが、高速道路の通行料金を決める車種区分は、ナンバープレートの分類番号そのものではなく、車両の全長・全幅・車軸数といった物理的なサイズによって判定されています。NEXCO各社が案内する料金体系では、軽自動車等・普通車・中型車・大型車・特大車という5つの区分が設けられており、料金所ではセンサーとETCの情報をもとに、このいずれかへ自動で振り分けられる仕組みです。

つまり「1ナンバーだから必ず高い」というのは正確な表現ではなく、実際には「1ナンバー車の多くが、その車体サイズの結果として中型車以上の区分に入りやすい」というのが実態に近い説明になります。ナンバーの数字はあくまで用途や登録区分を示すもので、料金区分を直接決めているわけではありません。この違いは意外と誤解されがちなポイントです。

1ナンバー(普通貨物自動車)はなぜ中型車以上になりやすいのか

1ナンバーは道路運送車両法上、車両総重量や最大積載量、全長・全幅が一定基準を超える車両などが分類される「普通貨物自動車」に該当します。この基準を満たす車両は、2トンから4トントラックのような小型貨物(4ナンバー)よりも一回り大きい車体になるケースが大半です。結果として、高速道路の料金所でも中型車や大型車の区分に判定されやすく、これが「1ナンバーは高速料金が高い」という体感につながっています。

逆にいえば、同じ1ナンバーでも車両サイズが中型車の基準に収まっていれば、料金の跳ね上がり方は限定的です。自社の車両がどの区分に該当するかを正確に把握することが、コスト管理の第一歩になります。

4ナンバー・3ナンバーと比べると料金差はどう出るか

1ナンバーの高速料金がどの程度違うのかを実感するには、他のナンバー区分と並べて考えるのが近道です。ここでは代表的な4ナンバー、3ナンバー、軽自動車と比較しながら、料金差が生まれる背景を確認していきます。

4ナンバー(小型貨物)との差

4ナンバーは小型貨物自動車として、1ナンバーよりも小さな基準で分類されます。車体が一回りコンパクトに収まることが多いため、車種区分も普通車や中型車の下限に位置づけられやすく、同じ荷物を運ぶ用途でも1ナンバーより料金区分が軽くなる傾向があります。トラックの購入時に「1ナンバーと4ナンバーのどちらを選ぶか」で迷う運送会社が多いのは、この高速料金の差が積み重なると年間のコストに無視できない影響を与えるからです。

3ナンバー(普通乗用車)との差

3ナンバーは主に乗用車が分類される区分で、車両サイズは1ナンバーの貨物車よりコンパクトなことがほとんどです。そのため多くの場面で普通車料金が適用され、1ナンバー車との差はさらに開きます。大型のSUVであっても、貨物用途の1ナンバー車ほどの車格にはならないケースが一般的です。

軽自動車との差

軽自動車等の区分はもっとも安い料金設定となっており、1ナンバー車との差はいちばん大きくなります。軽自動車と1ナンバー車が同じ距離を走った場合、区間によっては料金差が大きく開くこともあります。長距離輸送を担う運送会社にとっては、この差が月次のコストに直結するため、車両選定の段階から意識しておく価値があります。

1ナンバー車が属する車種区分の考え方を整理する

ここまでの内容を踏まえ、実際に料金を見積もる際にどう考えればよいのかを整理します。正確な金額はルートや距離によって変わるため、まずは区分の位置づけを把握することが優先です。

車種区分はおおむね5段階、1ナンバーは中型車以上が目安

NEXCO各社の案内をもとにすると、高速道路の車種区分はおおむね次の5段階に分かれています。

車種区分代表的な車両1ナンバー車との関係
軽自動車等軽自動車、軽トラックなど該当しにくい
普通車5ナンバー・3ナンバーの乗用車など該当しにくい
中型車マイクロバス、中型トラックなど多くの1ナンバー車が該当
大型車大型トラック、大型バスなど大型の1ナンバー車が該当
特大車トレーラーなどの連結車両大型トレーラーが該当

この表からもわかるとおり、1ナンバー車の多くは中型車以上の区分に位置づけられます。実際の料金は区間や距離、利用する割引によって変動するため、正確な金額は必ずNEXCO各社の料金・ルート検索サービスで確認することをおすすめします。目安をつかんだうえで公式情報を確認する、という2段階の進め方が確実です。

自社の車両区分を勘違いしたまま契約すると起きること

運送会社の現場では、新しく導入した車両の区分を勘違いしたまま見積もりを進めてしまい、想定より高い料金請求を受けて慌てるケースが見受けられます。とくに1ナンバーへの構造変更、いわゆる「1ナンバー化」を行った直後の車両は、登録上のナンバーと実際のサイズ判定にずれが生じやすいため注意が必要です。導入時にディーラーや運輸支局へ確認し、想定される車種区分を書面で残しておくと、後々のトラブルを防げます。

1ナンバー車の高速料金を抑えるためにできること

料金区分そのものを変えることは難しくても、支払い方法や利用のタイミングを工夫することで、実際の負担を抑える余地は十分にあります。ここでは運送会社が実践しやすい方法を紹介します。

ETCコーポレートカードと大口・多頻度割引

法人向けのETCコーポレートカードを利用すると、走行距離や利用回数に応じた大口・多頻度割引の対象になります。個人向けのETCカードでは受けられない割引メニューが用意されている点は、複数台の車両を保有する運送会社にとって見逃せないポイントです。導入していない場合は、まず自社の月間走行距離を把握したうえで、どの程度の割引が見込めるかを試算してみる価値があります。

深夜割引と時間帯の調整

深夜0時から午前4時までの間にETCで通行すると、区間によって深夜割引が適用されます。長距離輸送で発着時刻に融通が利く場合は、あえて深夜帯に高速道路を利用することで、料金負担を軽減できる場面があります。ただし深夜割引はドライバーの労働時間や休憩管理と密接に関わるため、割引額だけを優先して無理な運行スケジュールを組むことは避けるべきです。

ルートの見直しによる区間短縮

一般道と高速道路を組み合わせるルート、あるいは高速道路同士でも料金の異なる複数ルートが存在する区間では、事前にNEXCOのルート検索サービスで比較しておくと、想定外の高額請求を避けやすくなります。荷主との契約前に高速料金を含めた総コストを試算しておくことは、運賃交渉の材料としても有効です。

高速料金以外にも異なる1ナンバーの維持費

1ナンバー車を保有するかどうかを判断する際は、高速料金だけでなく、税金や車検、保険といった維持費全体を見ておく必要があります。ここでは代表的な項目を整理します。

自動車税・車検費用の違い

1ナンバー車は自動車税(種別割)が最大積載量に応じて決まる仕組みで、4ナンバーの小型貨物車と比べると税額が高くなる傾向があります。車検の有効期間についても、新車初回を除き1年ごとの検査が必要になる車両が多く、2年ごとで済む4ナンバー車や乗用車に比べて事務負担が増えやすい点は見落とされがちです。

自賠責保険・任意保険の違い

自賠責保険の保険料も車両の種類や用途によって変わり、貨物用途の1ナンバー車は乗用車よりも高めに設定されているのが一般的です。任意保険についても、車両の使用目的(自家用・事業用)や年間走行距離によって保険料が変動するため、契約前に複数の見積もりを比較する運送会社が増えています。

1ナンバー車を運用する運送会社が向き合う課題

高速料金や維持費の負担が積み重なる一方で、運送業界そのものが構造的な課題を抱えている点も見過ごせません。ここでは1ナンバー車を保有する運送会社が直面しやすい状況を整理します。

ドライバー不足と多重下請け構造

運送業界では従事者の高齢化が進み、2030年には約25万人、2040年には約100万人規模のドライバー不足が生じると見込まれています。加えて、5次・6次請負が常態化した多重下請け構造の中では、中間マージンが運送会社の利益を圧迫し、高速料金のような固定費の負担がより重くのしかかる構図になりがちです。

高速料金を含めた運賃交渉を有利に進めるには

高速料金や燃料費といった固定的なコストは、下請けの階層が深くなるほど運賃に反映されにくくなります。荷主企業と直接契約を結ぶことができれば、高速料金分を含めた適正な運賃交渉がしやすくなり、多重下請けによる中間マージンの圧迫を避けられる可能性が高まります。実際に、荷主との直接契約に成功した運送会社からは次のような声も聞かれます。

「ハコプロを通して、荷主から直で連絡をもらえたことが一番有難いんです。荷主との直接契約で一次請けになれば、交渉もできる」(北海道・みどり運輸 高村社長)

このように、高速料金を含めたコスト構造を正しく荷主に説明できる関係性を築くことが、1ナンバー車を保有する運送会社にとって重要な備えになります。

1ナンバー車の運用やコスト面の相談はハコプロへ

1ナンバー車の高速料金や維持費は、車両選定から運賃交渉まで幅広い場面に影響します。自社だけで対応しきれない部分は、外部のサービスを活用しながら整理していくのも一つの方法です。

ハコプロは、株式会社LIGOが運営する運送会社検索サイトで、掲載運送会社数6万件、営業所数8.5万件という規模のデータベースを持ちながら、運送会社側の掲載料・登録料・使用料はすべて無料で利用できます。ドライバーの年齢や社歴、運送にかける想いを掲載できる「ドライバー名鑑」という機能を通じて、荷主企業に対して自社の強みを可視化できる点が大きな特徴です。

高速料金を含めた運行コストを踏まえた適正な運賃で荷主と直接つながりたい運送会社、あるいは信頼できる協力会社を探している荷主企業は、まずはハコプロのサービス内容を確認してみてはいかがでしょうか。

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