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大型免許の補助金は個人でも使えるのか|申請条件と流れを解説

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大型免許の取得を考えたとき、真っ先に気になるのが数十万円規模の教習費用ではないでしょうか。求人サイトやコラム記事を見ると「大型免許 補助金」という言葉がよく目につきますが、実際に個人で申請しようとしたら対象外だったという経験をした方も少なくありません。

本記事では、会社に所属していない個人でも申請できる補助金の実態と、申請の流れ、見落としやすい注意点までを整理して解説します。あわせて、公的な補助金だけに頼らず自己負担を抑えて大型免許を取得する方法についても紹介します。

目次

大型免許の取得にかかる費用の目安

補助金の話に入る前に、大型免許の取得費用がどの程度かかるのかを把握しておくことが大切です。取得ルートによって費用も期間も大きく異なるため、自分に合った方法を選ぶ判断材料にしてください。

自動車教習所に通う場合

すでに普通免許を持っている場合、教習所での大型免許取得費用はおおむね20万円から35万円程度が相場です。技能教習の時限数が法令で定められており、通学のペースによって数週間から2カ月ほどかかります。中型免許を保有していれば、必要な教習時限数が少なくなる分、費用も抑えられる傾向にあります。

合宿免許に参加する場合

合宿免許は宿泊費や食費が費用に含まれる代わりに、短期集中で技能教習を受けられるため、通学よりも総額が安くなるケースが多く見られます。1週間から10日程度の日程が一般的で、閑散期を選ぶと料金が下がりやすいという特徴もあります。

一発試験で取得する場合

運転免許試験場で技能試験を直接受ける、いわゆる一発試験は受験料と車両使用料だけで済むため、費用面では最も安く抑えられます。ただし合格率は高くなく、教習所に通わずに大型車両の運転技術を独学で身につける必要があるため、実際にこの方法を選ぶ人はそう多くはありません。

大型免許の補助金は個人でも申請できるのか

「補助金」とひとくくりに言っても、財源や申請できる立場はさまざまです。個人が直接申請できるものと、企業を通じてしか利用できないものが混在しているという点を、まず整理しておきましょう。

教育訓練給付制度は個人が直接申請できる

厚生労働省が運営する教育訓練給付制度は、雇用保険の加入者本人がハローワークを通じて申請する仕組みです。会社の証明や推薦を必要としないため、フリーランスのドライバーや退職後に免許取得を目指す人でも利用できます。大型免許・大型第二種免許の教習を扱う自動車教習所であれば対象講座に指定されていることが多く、まず個人で確認すべき制度といえます。

業界団体の助成金は企業を通じたものが多い

一方で、各都道府県のトラック協会が実施している運転免許取得等支援助成金などは、会員企業がドライバーの免許取得費用を負担した場合に、その企業へ助成する仕組みになっているケースがほとんどです。求人情報やコラム記事で紹介されている「最大〇万円支給」という制度の多くは、実際には個人ではなく雇用主が申請者になっています。この違いを知らずに個人で申請しようとして対象外だったと分かる、という声も少なくありません。

制度名申請主体給付の目安主な条件
教育訓練給付制度個人(雇用保険加入者)受講料の20%・上限10万円一定の雇用保険加入期間
トラック協会の支援助成金主に会員企業協会・地域により異なる会員企業に所属するドライバー
自治体独自の補助金自治体により個人・企業自治体により異なる居住地・教習所所在地の要件
勤務先の資格取得支援制度企業(福利厚生)全額〜一部など企業により異なる入社後一定期間の勤務継続など

こうして並べてみると、個人が窓口として直接申請できる公的制度は限られていることが分かります。次の章では、個人として現実的に使える制度を具体的に見ていきます。

個人が使える主な補助金・助成金の種類

ここでは、個人としてアプローチできる制度を中心に、代表的なものを紹介します。地域や勤務状況によって使える制度が変わってくるため、複数の可能性を確認しておくと安心です。

教育訓練給付制度(一般教育訓練)

大型免許の教習は一般教育訓練給付金の対象になっていることが多く、受講費用の20%、上限10万円が支給されます。給付を受けるには一定期間の雇用保険加入が必要で、在職中でも離職中でも申請できますが、離職者の場合は退職から1年以内という期限が設けられている点に注意してください。制度の詳細は厚生労働省の公式ページで確認できます。

自治体独自の補助金制度

一部の市区町村では、地域の運送業における人手不足対策として、独自に免許取得費用の一部を補助する制度を設けている場合があります。国の制度と比べて認知度が低く見落とされがちですが、居住している自治体や教習所の所在地の役所に問い合わせてみる価値は十分にあります。

ハローワークの職業訓練を活用する方法

求職者向けの職業訓練の一環として、大型免許を含む技能講習を無料または低額で受けられるコースが用意されている地域もあります。対象となるかどうかは雇用保険の受給資格や求職活動の状況によって変わるため、管轄のハローワークで個別に相談するのが確実です。

教育訓練給付金を申請する流れ

実際に個人で教育訓練給付金を申請する場合、いくつかのステップを踏む必要があります。あらかじめ流れを知っておくと、教習所選びの段階からスムーズに進められます。

  1. ハローワークで自分が支給対象者に該当するか照会する
  2. 対象講座を扱う教習所に申し込み、受講料を支払う
  3. 講習を開始し、定められた課程を修了する
  4. 教習所発行の証明書を持ってハローワークで支給申請の手続きを行う
  5. 審査を経て、受講費用の一部が指定口座に振り込まれる

手続きにはある程度の日数がかかるため、教習修了後はできるだけ早めに書類を準備しておくと安心です。申請期限は原則として受講修了日の翌日から1カ月以内と定められているため、忘れずに手続きを済ませましょう。

申請前に確認しておきたい注意点

制度自体は個人でも利用できるものの、いくつか事前に押さえておくべき条件があります。申し込んだあとに対象外だと分かって慌てないよう、事前確認を徹底しましょう。

対象講座を指定していない教習所もある

すべての自動車教習所が教育訓練給付制度の対象講座を扱っているわけではありません。厚生労働大臣指定講座になっているかどうかは教習所ごとに異なるため、申し込み前に必ず窓口で確認する必要があります。

前回の受給から一定期間が経過している必要がある

過去にほかの講座で教育訓練給付金を受給したことがある場合、前回の受給日から一定期間(原則3年)が経過していないと、新たに給付を受けられません。他の資格取得のために制度を利用したことがある人は、この点をあらかじめ確認しておいてください。

給付額には上限があり全額はカバーされない

給付率は受講費用の20%、上限10万円までとなっており、教習費用の全額が戻ってくるわけではありません。自己負担分は別途用意しておく必要があるため、資金計画を立てる際は給付を差し引く前の総額をもとに考えておくと安心です。

補助金だけでなく勤務先の支援制度も選択肢になる

個人で使える公的な補助金には給付率や上限額の制約があります。自己負担をより抑えたいのであれば、免許取得を支援している運送会社に応募するという選択肢も視野に入れてみてください。

資格取得支援制度で自己負担ゼロを目指す

運送会社によっては、入社後に会社の費用負担で大型免許を取得できる資格取得支援制度を設けているところがあります。国の給付制度と組み合わせることで、実質的な自己負担をゼロに近づけている企業も存在します。

運送会社を選ぶ際に確認しておきたいポイント

支援制度を利用する場合は、取得後の勤務年数に条件が付いていないか、途中退職した際に費用の返還を求められないかといった点を事前に確認しておくと安心です。制度の有無だけでなく運用条件まで踏み込んで比較することが、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。

大型免許取得の相談はハコブログへ

大型免許の補助金は、個人でも教育訓練給付制度を中心に活用できる一方、内容を正しく理解していないと使い損ねてしまう制度でもあります。自己負担を抑えて大型免許を取得したい方は、公的な給付制度の申請条件を確認すると同時に、免許取得を支援している運送会社の存在にも目を向けてみてください。

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