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ゴミ収集の公務員になるには|試験内容と合格のポイントを解説

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朝の住宅街をパッカー車がゆっくりと進み、清掃員が手際よく袋を積み込んでいく光景は、多くの人にとって見慣れた日常の一部です。実はこの仕事、自治体によっては地方公務員として採用されるケースがあり、安定した身分と待遇の面から近年あらためて注目を集めています。

「ゴミ収集 公務員 なるには」と検索する人の多くは、学歴や資格に自信がなくても目指せる公務員職を探しているか、体力を活かして安定した仕事に就きたいと考えているのではないでしょうか。この記事では、ゴミ収集の公務員採用について、応募条件から試験内容、給与水準、そして公務員以外の選択肢まで、実務的な観点から解説します。

目次

ゴミ収集は公務員の仕事なのか|直営と民間委託のしくみ

「ゴミ収集は公務員の仕事」というイメージを持つ人は少なくありませんが、実際の運営体制は自治体によって大きく異なります。まずは家庭ごみの収集がどのような仕組みで行われているのか、全体像を押さえておきましょう。

自治体が直接雇用する「直営」方式

東京23区や政令指定都市の一部では、自治体自らが清掃職員を雇用し、ごみ収集を行う「直営」方式が採用されています。この場合、収集作業を担う職員は正規の地方公務員として身分が保障され、給与や休暇も自治体の給与表に準じて支給されます。名古屋市では《環境局技士》という名称で、いっしょにごみ収集職員として働く人材の採用選考を毎年度実施しています(名古屋市公式サイト)。

民間企業に委託する「委託」方式

一方、多くの市区町村では収集業務を民間の廃棄物処理業者に委託しており、収集車を運転する作業員は自治体職員ではなく委託先企業の社員です。委託方式を採用する背景には、人件費の抑制や柔軟な人員配置といった財政上の事情があります。同じ「ゴミ収集の仕事」でも、雇用元が自治体か民間企業かによって身分や待遇が大きく変わる点は、押さえておく必要があります。

ゴミ収集の公務員になるには|応募条件と採用試験の流れ

公務員としてゴミ収集の仕事に就くには、一般事務職とは異なる採用区分での応募が必要です。ここでは、応募条件と試験の流れを具体的に見ていきます。

応募条件は学歴不問のケースが多い

ゴミ収集を担当する職種は「技能労務職」や「現業職」に分類されることが一般的で、事務職に比べて学歴要件が緩やかな傾向にあります。多くの自治体では18歳以上・35歳前後までといった年齢条件を設けているものの、大学卒業などの学歴は問わないケースが目立ちます。

普通自動車運転免許(AT限定を不可とする自治体もあります)は必須条件になっていることが多く、応募前に必ず募集要項で確認しておきましょう。

  • 年齢条件(多くは18歳から35歳前後まで)
  • 普通自動車運転免許の有無(AT限定不可の自治体あり)
  • 当該自治体または近隣圏内の居住条件(設ける自治体もあり)

採用試験は筆記・体力・面接の組み合わせ

採用試験は自治体ごとに内容が異なりますが、おおむね次のような流れで進みます。

STEP
エントリー・書類選考

自治体の採用サイトや「公務in」のような求人情報サイトで募集要項を確認し、応募書類を提出します。

STEP
第一次試験(筆記・体力)

教養試験や適性検査に加え、荷物の積み下ろしを想定した体力測定が課されることがあります。

STEP
第二次試験(面接・実技)

人物重視の面接に加え、自治体によっては実技試験や作文が課される場合もあります。

STEP
合格発表・採用

合格後は研修を経て配属され、正式に地方公務員として勤務が始まります。

技能労務職や現業職とは|自治体ごとの職種区分

求人票を見ていると「技能労務職」「現業職A」「技能6(作業3)」といった、聞き慣れない職種名に戸惑う人も多いはずです。ここでは職種名の違いについて整理します。

職種名は自治体ごとにばらつきがある

ゴミ収集を担当する職種の名称は全国で統一されておらず、ある自治体では「技能6」、別の自治体では「現業職A」や「清掃作業員A・B」と呼ばれるなど、表記が大きく異なります。江戸川区では令和7年度に「技能6(ごみ収集作業3)」として採用選考を実施しており(江戸川区公式サイト)、募集人数や採用時期は年度によって変動します。

同じ仕事内容でも呼び方が異なるため、検索する際は「ゴミ収集」だけでなく「技能労務職」「清掃作業員」といった言葉も組み合わせて調べると、募集を見落としにくくなります。ごみ収集の求人試験日程を横断的にまとめている「公務in」のような専門サイトも、あわせてチェックしておくと効率的です(公務in)。

みなし公務員という区分もある

一部の一部事務組合や外郭団体が運営する清掃事業では、身分上「みなし公務員」として扱われる求人も存在します。みなし公務員は法律上の位置づけが正規の地方公務員とは異なりますが、公務に準じた服務規律が課される一方、待遇面は自治体本体の職員と差がある場合もあります。募集要項の「身分」欄は必ず確認しておきたいところです。

公務員のゴミ収集作業員の仕事内容と1日の流れ

実際にどのような業務を担当するのか、具体的な仕事内容を確認しておきましょう。

収集する廃棄物の種類

公務員のゴミ収集作業員が担当する主な業務は、家庭から出る一般廃棄物の収集運搬です。可燃ごみや不燃ごみだけでなく、資源ごみや粗大ごみの収集を兼務する自治体もあります。事業系の一般廃棄物や産業廃棄物については、自治体ではなく許可を受けた民間の処理業者が扱うのが通常で、この点は公務員と民間の業務範囲を分ける大きな違いになっています。

1日のスケジュール例

多くの自治体で早朝から収集業務が始まり、午前中に収集ルートを回りきったのち、午後は清掃事務所での車両整備や書類作成にあたるという勤務形態が一般的です。真夏の炎天下や悪天候でも収集は原則として休止されないため、体力面での負担は決して小さくありません。

一方で、勤務時間が比較的規則的で、深夜勤務が発生しにくい点は、体力を要する仕事の中でも働きやすさにつながっているといえるでしょう。

公務員と民間、ゴミ収集の仕事で給与や待遇はどう違うのか

ゴミ収集の仕事を検討するうえで、多くの人が気になるのが給与水準の違いです。ここでは公務員と民間、それぞれの傾向を整理します。

給与水準の傾向

公務員のゴミ収集作業員は自治体の給与表に基づいて昇給していく仕組みのため、勤続年数に応じて年収が着実に積み上がっていく傾向があります。地域手当や扶養手当、期末・勤勉手当(賞与)も自治体の規定どおりに支給されるため、収入の見通しが立てやすい点は大きな安心材料でしょう。民間企業の場合は会社ごとの給与体系や業績によって差が大きく、資格手当や歩合的な要素で公務員を上回るケースがある一方、賞与や退職金の水準では公務員に及ばないことも少なくありません。

比較項目公務員民間企業
給与の決まり方給与表に基づき勤続年数で上昇企業ごとの規定・業績により変動
賞与(ボーナス)期末・勤勉手当として支給企業により支給有無・水準が異なる
雇用の安定性基本的に定年まで安定経営状況の影響を受けやすい
資格手当・歩合限定的大型免許や資格取得で上乗せされる場合あり

待遇・キャリアパスの違い

公務員は異動により清掃以外の部署へ配置転換される可能性がある一方、民間企業では収集業務一筋でキャリアを積み、班長や管理職へとステップアップしていく道が用意されていることもあります。将来的に管理職を目指したいのか、現場作業に専念したいのかによって、向いている働き方は変わってくるはずです。

公務員のゴミ収集を目指す前に知っておきたい注意点

安定した仕事である一方、事前に理解しておくべき現実的な側面もあります。

体力的な負担とにおいへの対応

パッカー車への積み込み作業は、1日に数百件の家庭を回りながら重量のあるごみ袋を持ち上げる、体力を要する仕事です。夏場のにおいや虫の発生といった環境面の負担もあるため、求人票の「仕事内容」欄だけでなく、可能であれば現場見学や説明会に参加し、実際の作業環境を自分の目で確認しておくと安心です。

募集人数が少なく採用倍率が高い傾向

ゴミ収集を担当する技能労務職は、一般事務職に比べて募集人数そのものが少ない自治体がほとんどです。欠員補充の形で不定期に募集されることも多いため、希望する自治体の採用ページやハローワーク、公務員試験専門の求人サイトをこまめにチェックし、募集開始のタイミングを逃さない準備が欠かせません。

公務員以外の選択肢|民間のゴミ収集・運送業という道

公務員試験のタイミングが合わない場合や、より早く現場で働き始めたい場合には、民間企業という選択肢も視野に入れておくとよいでしょう。

民間のゴミ収集・パッカー車ドライバーに求められるもの

民間の廃棄物収集運搬業では、中型免許や大型免許を保有していると採用の幅が広がる傾向にあります。学歴や職歴を問わず、未経験からパッカー車の運転や積み込み作業を覚えていく求人も多く、公務員試験のような年齢制限や採用人数の壁が比較的低いことが特徴です。将来的に運転関連の資格を取得すれば、収集業務にとどまらず、より幅広い運送業界でのキャリアにもつなげやすくなります。

運送業界全体としての情報収集も選択肢に

ゴミ収集車の運転技術は、一般貨物や産業廃棄物を運ぶトラックドライバーの仕事とも通じる部分があります。運送業界は現在、多重下請け構造による中間マージンの圧迫や、ドライバー不足の深刻化といった課題を抱えており、今後の人材需給にも影響していくと見込まれています。こうした業界の動向を知っておくことは、ゴミ収集の仕事を長期的なキャリアとして考えるうえでも役立つはずです。

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ゴミ収集の公務員に関するよくある質問

ここでは、ゴミ収集の公務員に関して寄せられることが多い疑問をまとめました。

Q. ゴミ収集の公務員試験の難易度はどのくらいですか

教養試験のレベルは自治体によって異なりますが、事務職の公務員試験ほど高度な専門知識は求められないことが一般的です。ただし体力試験や実技試験が課される自治体もあるため、日頃から体力づくりをしておくと安心でしょう。

Q. 女性や中高年でも応募できますか

女性の採用実績がある自治体も増えており、性別による制限は基本的にありません。年齢については上限が設けられている自治体が多いため、募集要項の年齢条件を必ず確認してください。中卒・高卒からでも応募できる自治体は少なくありません。

Q. 勤務時間や休日はどのようになっていますか

多くの自治体で早朝始業・午後早めの終業という勤務形態が採用されており、土日祝日を含めたシフト制と週休2日制を組み合わせている例が一般的です。年間休日数や有給取得率は自治体によって差があるため、募集要項や採用実績の資料で確認しておきましょう。

まとめ|ゴミ収集の公務員を目指すなら情報収集から始めよう

ゴミ収集の公務員は、学歴を問わず安定した収入と身分を得られる仕事として、根強い人気があります。一方で募集人数の少なさや体力的な負担など、事前に理解しておくべき現実も存在します。自治体ごとの募集要項をこまめに確認しながら、民間の運送・廃棄物処理業界という選択肢もあわせて検討し、自分に合ったキャリアを見つけていきましょう。

運送業界の動向や働き方についてさらに詳しく知りたい方は、ハコブログでの情報収集や、運送会社検索サービス「ハコプロ」へのお問い合わせも活用してみてください。

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